SBI北尾社長ビットコイン3割シェア取る

SBI北尾社長がビットコインのシェアを「3割」取ると強気な発言

2019年1月31日に、SBIホールディングスの3月期第3四半期決算説明会が行われました

この決算説明会で、同社の代表を務める北尾吉孝社長は、昨年起こったビットコインキャッシュの内紛について、「くだらない」と一蹴しています。

また、中国人のビットコイン保有率の高さを問題点として指摘しつつ、「ウチが3割取って、保有構造を変える」と強気な姿勢を見せました。

SBI北尾社長ビットコインの保有構造を「うちが変える」と強気姿勢

SBI北尾社長_ビットコイン3割取る

画像出典:http://www.sbigroup.co.jp/

SBIホールディングス代表の北尾吉孝社長は、1月31日に行われた決算説明会で、昨年末に話題になったビットコインキャッシュの内紛について、「くだらないスプリット(分裂)をした」と一蹴しています。

ビットコインキャッシュの内紛は、ハードフォークをめぐって、ビットコインABCとビットコインSVが対立したことで引き起こされました。

この内紛によって、ビットコインキャッシュの価格は大幅に下落しており、仮想通貨市場全体にもネガティブな影響を与えています。

この時に、ビットコインABC側を率いていたのは、ビットメイン社CEOのジハン・ウー氏です。

ビットメイン社は中国に拠点を持つ、世界でも最大規模のマイニング企業となっています。

北尾社長は、ジハン・ウー氏がビットコインABC側に大量の資金を投じていたのではないかと指摘し、ビットメイン社は500億円に近い債務を抱え、経営状況が悪化しているのではないかと述べています。

実際に、ビットメイン社は自社で抱えるビットコインキャッシュの開発チームを、昨年末に大量解雇しています。

北尾社長はこれをチャンスと捉えているようで、次のように述べています。

「僕がこの仮想通貨の世界に入った時、ビットコインの保有構造を見てみると、圧倒的に中国人が持っている。こんなのおかしい。そしてエゴと欲でフォークを繰り返すなんてもっての外だ。僕は、うちが3割取って世の中を変える。そういうタイミングが近づいてきているのかもしれないと思ったりしています」

北尾社長は、ビットコインSV側の中心人物であった、Nチェーンのクレイグ・ライト氏とも交流があるようで、ライト氏のTwitterには北尾社長と会食する様子が投稿されています。

森田俊平CFO「マイニング事業には今後も積極的な投資する」

決算説明会では、森田俊平CFOが自社で手掛けているマイニング事業についても言及しており、マイニング事業は先行投資との見方を示しています。

同社では現在、数千台近くのマイニングマシンが稼働していますが、「むしろこれからは増やしていこうとしている」と述べています。

北尾社長と同様に、ビットコインのシェア獲得のために、今後も積極的に投資をしていくスタンスを持っているようです

SBIが日本の仮想通貨市場を牽引する

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画像出典:https://ripple.com/sbi-ripple-asia/

ここ最近の仮想通貨の価格低迷で、ビットメイン社だけでなく、関連事業を行う企業が相次いで大規模なリストラや、事業の撤退を余儀なくされています。

実際に、時価総額3位につけるイーサリアムの共同創業者でもある、ジョセフ・ルービン氏がCEOを務めるConSensys(コンセンシス)では、従業員の13%を解雇することを発表しています。

同社は中国政府の「雄安新区」にもブロックチェーンアドバイザーとして招聘されるなど、仮想通貨スタートアップの象徴的な存在だっただけに、市場に与えたインパクトは非常に大きかったと言えます。

今回の決算説明会における、北尾社長や森田CFOの発言からもわかるように、SBIではこうした逆境を「チャンス」と捉え、シェアの巻き返しを狙っているようです。

SBIはリップルのアジア支部も手がけている

SBIは国際送金のプロジェクトである、仮想通貨リップルのアジア支部「SBI Ripple Asia」も手掛けています。

リップルは、その他の仮想通貨と比較しても、現時点でもっとも大規模かつ順調にプロジェクトが進行しています。

2019年1月には、リップルが提供するネットワークの加盟企業が、200社を超えたことが公式発表されています

SBIは昨年10月、リップルの技術を使った個人間の送金アプリ、「MoneyTap」をリリースしており、アジアでの事業展開を順調に進め、プロジェクトを軌道へ乗せています。

現在「MoneyTap」は、住信SBIネット銀行スルガ銀行りそな銀行の3行のみの対応となっていますが、今後はSBIが事務局を務める「内外為替一元化コンソーシアム」に参加している50行が、順次対応していく予定となっています

こうしたことからも、SBIは今後の日本の仮想通貨市場を牽引していく存在となることでしょう。

その動向からは、今後もますます目が離せません。

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