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ベネズエラでビットコイン取引高が過去最高を記録 ハイパーインフレと政府発行の電子通貨ペトロが要因か

南米ベネズエラでビットコインの1週間あたりの取引高が、過去最高となる2,000BTCを記録しました。

2018年夏ごろの取引高が約500BTCとなっており、約半年間で4倍ほど増加していることになります。

自国通貨のハイパーインフレと、政府が発行する仮想通貨ペトロに対する不信感が、今回の取引高増加に繋がったと見られています。

ベネズエラの現状

ベネズエラ_ペトロ(Petro)

画像出典:https://www.petro.gob.ve/?utm_source=foundico

ベネズエラでは自国の法定通貨である、「ボリバル」のハイパーインフレが起こっています。

国際通貨基金によると、このままのペースでいけば、2019年終わりごろにはベネズエラのインフレ率が1,000万%に到達するとの報告もされており、深刻な通貨危機に陥っていることがわかります

ベネズエラ政府はこうした状況を受け、政府公認の仮想通貨「ペトロ」を発行し、2018年11月5日から国民に販売を開始しました。

国家単位での仮想通貨発行は、世界でも初めての取り組みであり、当時大きな話題を呼びました。

インフレ不安とペトロへの不信感からビットコインへ

ベネズエラ_ビットコイン_インフレ・ペトロ

画像出典:https://coin.dance/volume/localbitcoins/VES

ベネズエラ政府はペトロの価値の裏付けは、天然ガス、石油、金といった、自国に眠る埋蔵資源であると主張しています。

しかし、この埋蔵資源が本当に存在するのか、専門家のなかには疑問視する声もでていました。

また、根本的な信用不安を解決できない限り、ペトロもボリバルと同じ道をたどるという指摘もされています。

こうしたことより、国民のペトロに対する不信感が高まり、自国通貨のハイパーインフレと合わせて、ビットコイン取引高増加に繋がったと見られています

通貨危機の国ではビットコイン取引高が軒並み増加傾向

アルゼンチン_ビットコイン取引高

画像出典:https://coin.dance/volume/localbitcoins/ARS

こうした通貨危機によってビットコインの取引高が増える事例は、ベネズエラだけではありません。

アルゼンチンではベネズエラ同様の、深刻な通貨危機が起こっています。

アルゼンチンの法定通貨である「ペソ」は、2018年8月ごろから対ドルに対しての価格が下がり続けています。

政府がペソ安を食い止めるために、政策金利を60%にまで引き上げるという異常事態にまで発展しています。

しかし、2019年2月現在でも、いまだにペソの価格は回復していません。

これとは対照的に、アルゼンチン国内のビットコイン取引高は右肩上がりで上昇しています

上記の画像は、仮想通貨関連のデータ配信を行う「Coin Dance」の、アルゼンチンにおけるビットコインの取引高です。

2018年の取引高は、バブル時の取引高を大きく上回っています。

アルゼンチンでビットコインを購入しているのは、投機目的で購入している人たちよりも、自国通貨を信頼できなくなった人たちが多いことがよくわかります

仮想通貨がもっともはやく普及するのはアフリカか

仮想通貨_アフリカ

同じく通貨危機が起こっているアフリカのジンバブエでも、ビットコインの取引高が増加しています。

アフリカは仮想通貨が普及する可能性が、非常に高い地域です。

アフリカの低所得者層は、ほとんどの人が銀行口座を持っていません。

いっぽうで、携帯電話やスマートフォンなど、モバイル端末の普及は日本と同じ水準にまで来ています。

仮想通貨はインターネットに接続できる環境があれば、購入・売却・保管をだれでも行うことができ、銀行口座を作る必要もありません。

また、匿名系の仮想通貨である「ダッシュ」は、SMSだけでウォレットの作成から決済までを完結できるサービスを開始しています。

電話番号さえあれば利用できるため、もはやインターネットに繋がっている必要すらありません。

それだけではなく、企業側の視点から考えても、仮想通貨の普及には大きなメリットがあります。

アフリカでビジネスを展開しようとしていた企業のほとんどは、銀行口座を持っていないことにより、資金回収が困難なことを理由に挑戦を断念しています。

しかし、仮想通貨を使うことで、それまで課題であった資金回収の問題を解決することができます。

仮に企業が、電気の通っていない地域のインフラ整備に投資をしたとしても、それ以上のリターンを見込めるようになったことで、今後は企業による積極的な仮想通貨や電子決済の普及が行われると想定できるのです

通貨危機と企業の利益、2つの実需がマッチしたアフリカでは、今後もビットコインの取引高は増え続けていくことでしょう。

2019年はふたたび仮想通貨市場が盛り上がる

仮想通貨_盛り上がる

今回紹介した通貨危機が起こっているような国で、ビットコインの取引高が増えたことは、ビットコインが世界共通の価値として認められつつあることを表しています。

2018年2月14日には、ビットコインは2017年12月のバブル時からもっとも高い、32万6,000BTCの取引高を記録しました。

バブル崩壊後は価格の低迷だけでなく、取引人口が減ったことで、取引高も大幅に減少していましたが、仮想通貨市場にふたたび人が集ってきていることがわかります。

日本国内でも、ハッキング事件によって大きな被害を受けたコインチェックが、2018年10月にはサービスを再開し、今年1月には仮想通貨交換業者として、正式に金融庁から認可を受けています。

2019年は仮想通貨市場が、大きな盛り上がりを見せることでしょう。

みなさんも今後の動向に、ぜひ注目してみてくださいね。

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