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イーサリアム開発者ヴィタリック・ブテリンが名誉博士号授与

アプリケーションプラットフォームであるイーサリアムの開発者、ヴィタリック・ブテリン(Vitalick Buterin)が、スイスのバーゼル大学から名誉博士号を授与されました。

この記事では、今回の授与の経緯、ヴィタリック・ブテリンの生い立ちやエピソードなどを解説していきます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ヴィタリック・ブテリンがスイスのバーゼル大学から名誉博士号を授与

ヴィタリックブテリン名誉博士号

画像出典:https://www.unibas.ch/de.html
2018年11月30日、スイスのバーゼル大学がイーサリアム開発者のヴィタリック・ブテリンに、名誉博士号を授与したことをホームページで発表しました

バーゼル大学は、仮想通貨やスマートコントラクトをはじめとした、制度設計の分野で功績を残したことを、授与の理由として挙げています。

ヴィタリックが開発したイーサリアムは、2019年1月時点で仮想通貨全体の時価総額の中でも3位となっており、そのプラットフォームを使い数多くのプロジェクトが稼働中です。

また、契約を自動化するスマートコントラクトという技術を、仮想通貨の中ではじめて実装した点も、ヴィタリックの特筆すべき功績といえます。

バーゼル大学は1460年に創立された、スイスでもっとも古い大学であり、有名な哲学者であるニーチェが教鞭をとっていたことや、卒業生には心理学者のユングがいることでも有名です

ちなみに、日本の東京大学は設立が1877年となっています。

比較すると、バーゼル大学が非常に長い歴史を持っていることが、よくわかりますね。

このような歴史のある大学が、仮想通貨のような新興技術を認めたという点において、今回の授与は市場全体にとってポジティブな影響を持っていると言えるでしょう

ヴィタリック・ブテリンってどんな人物?

ヴィタリックブテリンとは?

画像出典:https://twitter.com/VitalikButerin
ヴィタリック・ブテリンはロシア系のカナダ人プログラマーであり、仮想通貨イーサリアムの開発者です。

ヴィタリックの両親は、どちらもコンピューターやビジネスなど専門分野のアナリストです。

ヴィタリックはこうした研究者の家庭で育っており、6歳のころにロシアからカナダへと移住しています。

幼いころから数学やプログラミングで才能を発揮し、小学生の頃にはその才能が認められ、特別な教育を受けるギフテッドプログラムへ編入されています

イーサリアム開発のきっかけ

イーサリアム開発のきっかけ

ヴィタリックはビットコインの開発コミュニティに、初期の段階から参加していました。

そしてビットコインには、より拡張性を高くするためのスクリプティング言語が必要だとコミュニティに対して訴えますが、受け入れてもらえませんでした。

これがきっかけとなり、より拡張性の高いイーサリアムの開発をスタートします

イーサリアムがさまざまなアプリケーションを開発できるという特徴を持っているのは、こうしたヴィタリックの思いがあったのです。

過激な発言でも有名

ヴィタリックブテリン過激な発言

ヴィタリックは中央集権的な運営をする仮想通貨プロジェクトを、過激な発言でたびたび批判しています。

たとえば、現在運営されている仮想通貨取引所の多くは、運営元が意思決定を行う中央集権的な取引所です。

これに対してヴィタリックは、「中央集権は地獄の業火で焼かれてしまえ」という発言をしています。

また、乱発するICOに対しても「彼らはランボルギーニに乗りたいだけで、プロジェクトに魂がない」と答えており、権力や金儲けに対して否定的なスタンスであることがわかります。

研究者らしい誠実な人柄

ヴィタリックブテリン誠実な人柄

みなさんは、世紀の難問と言われた「ポアンカレ予想」を解いた数学者、グリゴリー・ペレルマンをご存知でしょうか。

「ポアンカレ予想」はざっくりいうと、宇宙の形が丸いかどうかを証明する予想のことで、ミレニアム懸賞問題として100万ドルの懸賞金がかけられていました。

多くの優秀な数学者が、自分の家族や人生を投げうってこの難問に挑戦しましたが、誰も証明することができませんでした。

この世紀の難問を見事証明したのが、ペレルマンです。

しかし驚くべきことに、ペレルマンは懸賞金の100万ドルの受け取りを辞退したのです。

また、偉大な数学者に与えられる「フィールズ賞」も辞退しています。

ペレルマンは「自分の証明が正しければ、賞などは必要ない」、「数学界は公平な評価がされない、不平等な世界だ」といったことを、これらの辞退の理由としてあげています。

権力や金儲けを嫌う、ヴィタリックと重なる部分がありますね。

このように、ヴィタリックは偉大な研究者と似ている、研究者らしい性格を持った人物と言えるでしょう。

ヴィタリックはペレルマン同様、今後さらなる功績を残していくことが期待されています。

みなさんも今後の動向に、ぜひ注目してみてくださいね。

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